ガーナ:ガーナ教育サービスによる児童労働対策
ガーナ:ガーナ教育サービスによる児童労働対策
アクラ(2008年7月24日)- ILO/IPEC(国際労働機関/児童労働撤廃計画)の協力と、ガーナ教育サービス(GES)の主催で「アートとメディアを通した子ども権利支援(SCREAM)」の手法を利用した、児童労働撤廃に向けた子ども参加を促進するための訓練ワークショップが行われた。
GESはこれまで国内の学校で、約1,500人の子どもメンバーによる児童労働クラブを43団体設立し、最悪の形態の児童労働に関する啓発活動への子どもの参加を促進している。この活動により、中途退学した子どもが就学したり、就学年齢を過ぎた子どもが訓練所に通うようになった。
SCREAMプログラムのナショナルコーディネータによると、ワークショップは教師や教育関係者にこの啓発プログラムの手法を身につけさせ、児童労働対策で役割を果たせるようスキルアップをねらいとする。子どもたちは、仲間、親、地域への力強い提言者であり、児童労働撤廃キャンペーンに参加することは重要である。特定のモジュールを使用すれば、児童労働の問題に対する、子どもたちの適切な意識を引き出すことができる。
また、子どもの参加を認めるということは国連の子どもの権利条約にも合致している。子どもには自分に影響を与える意思決定に参画する権利があり、最悪の形態の児童労働をなくす上で、子どもたちが能力を身につけ、子どもが重要な役割を果たすべきである。
- カテゴリー:児童労働ニュース
- 投稿日:2008.08.28