チョコの売上の一部がガーナのカカオ生産地の子ども支援に

特定非営利活動法人ACE（東京都台東区、代表：岩附由香）は、バレンタインデーを１カ月後にひかえた2009年1月14日（水）より、しあわせを運ぶシンボル、てんとう虫の形をしたチョコレート（4個入り500円）の販売を開始しました。しあわせへのチョコレート」プロジェクトの一環として、チョコレートの売り上げの一部は、チョコレートの原料となるカカオの生産地、ガーナの子どもを危険労働から保護し、就学の支援や農家の生産性向上を図る活動に使わせていただきます。

「しあわせへのチョコレート」プロジェクトについて

チョコレートをつくるのに欠かせないカカオ。日本はカカオ豆の約70％をアフリカのガーナから輸入しています。ガーナのカカオ生産は小規模農家によって支えられていますが、十分な収入を得られず、学校に通えず農園で働く子どもたちもいます。ナタや農薬などを扱うため、ケガや病気の危険にさらされています。この現状を日本の消費者に伝え、チョコの販売、募金活動、イベントを通じてガーナの子どもを支援するプロジェクトです。

しあわせを運ぶ「てんとう虫」のチョコを販売

１パック500円のうち、約250円がガーナの子ども支援に使われます。ご注文はACEウェブサイトで受け付けています。原材料はIMO（スイスのオーガニック認証機関）の認定を受けたドミニカやボリビアの有機農家から輸入され、スイスで製造加工されています。乳化剤、香料、保存料などの食品添加物は一切使用されていません。生産過程における労働環境にも配慮されています。

「チョコ募金」も募集中

ウェブサイトでのクレジットカード、銀行振込・郵便振替による募金を受け付けています。※チョコやイベントの収益、募金は、ガーナの子ども支援に使わせていただきます。

カカオ生産地における児童労働

日本に輸入されるカカオ豆の約7割はガーナ産です。そのガーナを含む西アフリカ４カ国で行われた調査によると、カカオ農園で数十万人の子どもたちが働き、うち64％が14歳以下であることが分かりました（国際熱帯農業研究所：2002年）。ACEが2008年2月にガーナのカカオ豆生産地で行った調査では、子どもたちがカカオ作りの全ての工程に関わり、また学校の設備も不十分であることがわかりました。小規模なカカオ農家の収入は決して十分とは言えず、子どもの制服や文具を購入するにも足りない家庭もありました。