ガーナ:児童労働についてココボードが農民を啓発
アクラ(2009年2月16日)ー ガーナのカカオ生産に関わるガーナ・ココボードと品質管理局は、800名のカカオ生産者のためのフォーラムで、最悪の形態の児童労働の危険性について説明した。
ココボードの担当官たちは、子どもの仕事と児童労働の違いや、18歳未満の子どもがカカオ栽培で働いてはいけない理由などについて話した。また、親のカカオ栽培の仕事を子どもが手伝うのがいけないのではなく、労働による子どもたちへの危険について訴えた。「子どもたちは、教育を受ける権利が奪われるだけでなく、危険な労働による影響を即時あるいは後に受けることになる。」とココボードの調査官は述べた。
児童労働があることで、世界のカカオ産業におけるガーナのイメージが悪くなることも懸念されている。カカオ農園の所有者や労働者たちに対して、学校が近いか遠いかに関わらず、自分の子どもが教育をうけていることを保障するよう訴えた。
さらに担当官は「近代的な農法の成功事例が学校でも教えられている。また子どもたちは教育を受けることで、カカオの収量を上げるなど将来より良い農民になる。」と述べた。
- カテゴリー:児童労働ニュース
- 投稿日:2009.03.16