【ILO】児童労働の新グローバル・レポートをハーグ児童労働世界大会前夜に発表

【ILO】児童労働の新グローバル・レポートをハーグ児童労働世界大会前夜に発表

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東京(2010年4月14日)ー 国際労働機関(ILO)は、来る5月10日から11日にかけてハーグで開かれる児童労働世界大会に先立ち、世界の児童労働の現状に関する新たな報告書グローバル・レポートを5月に発表する。

同レポートはILOが4年ごとに発表し、6月に開かれるILO総会に提出している。前回のレポートが総会で審議された2006年には、2016年を最悪の形態の児童労働撤廃目標年とすることが定められた。『Accelerating action against child labour(反児童労働行動の加速化)』と題する今年のグローバル・レポートは、世界の反児童労働キャンペーンで達成された進展状況を評価すると共にこの目標を達成するために残されている課題を示している。

児童労働世界大会は、オランダ社会問題・雇用省がILO児童労働撤廃国際計画(IPEC)との密接な協力の下、国連児童基金(ユニセフ)及び世界銀行の協力も得て、最悪の形態の児童労働撤廃に向けた取り組みの強化を図って開催する。

この会議の主な目的は、児童労働に関するILOの二つの条約(最低就業年齢に関する第138号条約と、最悪の形態の児童労働に関する第182号条約)の全加盟国による批准の達成に向けた世界的な運動を強化し、2016年の目標達成に向けた取り組みを前進させること。各国政府及び労使団体、非政府組織(NGO)などが最悪の形態の児童労働に対する取りくみの中で学んだ教訓と好事例を共有し、2016年の目標達成に向けた具体的な手段を提示する「行程表」を検討することが期待されている。

グローバル・レポート(英仏西語)は5月8日(土)GMT午前0時1分(日本時間同日午前9時1分)に報道解禁されると共にILOのウェブサイト上にも掲載される。

出所:ILO駐日事務所

※ハーグ児童労働世界大会には、児童労働撤廃に向けて日本で活動している児童労働ネットワーク(CL-Net)のメンバーも出席する予定。

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  • カテゴリー:児童労働ニュース
  • 投稿日:2010.04.28