森永製菓が「支援地区のカカオ」を使ったチョコレートを日本で初めて商品化 | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)

幸せへのチョコレート

森永製菓が「支援地区のカカオ」を使ったチョコレートを日本で初めて商品化

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学校の教室で カカオ生産を学ぶファーマー・ビジネス・スクール 支援地域に建てられたスマイル・ガーナ プロジェクトの看板

認定NPO法人ACE(東京都台東区東上野、代表・岩附由香)では、ガーナのカカオ生産地域の子どもたちを危険な労働から守り、就学を支援する活動 「スマイル・ガーナ プロジェクト」を2009年より実施して参りました。2011年からは、森永製菓株式会社(代表取締役社長・矢田雅之)が実施する、「1チョコfor1スマイルキャンペーン」の連携NGOとしてご支援を頂いて参りましたが、その大きな成果として、2013年1月7日同社より「支援地区のカカオを使用したチョコレート」が2種類発売される運びとなりました。

森永製菓「支援地区のカカオ」を使ったチョコレートを日本で初めて商品化

今回の商品化は、森永製菓とACEが連携を進めるにあたって、当初からひとつの目標としてきたものです。森永製菓はもちろんのこと、国内の関係各所のみならず、ガーナ国におけるカカオ生産・輸出に携わる多くの方々のご理解ご支援によって実現した今回の初の試みは、これまでACEが培ってきたさまざまな活動の一つの集大成とも言えるものです。

森永製菓による一連の取り組みは、カカオ生産地域の子どもたちが直面する大きな課題と真摯に向き合い、その解決に向けて積極的に取り組む勇気ある姿勢であると受け止めています。また、ACEの支援地域のカカオを原料として使用することは、児童労働が介在しないチョコレートの実現に向けた確実な一歩を踏み出したという意味で、日本を代表する他の菓子メーカーに先んじた取り組みであると言えます。こうした取り組みを、チョコレートをいち早く日本に紹介した森永製菓と共に実現できましたことを感謝するとともに、この度の商品化を通じて、より多くの方々が児童労働の問題に気づき、解決に向けた共感の輪が広がってゆくことを願っています。

森永チョコレート<1チョコfor1スマイル>
発売期間: 2013年1月15日(火)~2月下旬

ACEが支援した地区のカカオを80.4%使用
1月15日発売「森永チョコレート<1チョコfor1スマイル>
  • 1チョコfor1スマイルキャンペーン」で支援した地区のカカオマスを主原料にしたミルクチョコレート
  • 支援地区のカカオマス含有率は、全カカオマス中80.4%
  • 商品コンセプトを理解いただくため、絵本型の“開いて読む”パッケージに
  • 中面には、これまでの取り組みの成果や支援地区のカカオを使用した商品ができるまでの軌跡を紹介
  • 内容量: 70g(35g×2枚) 参考小売価格:315円(税込)

 

森永 ダース(ミルク)
発売期間: 2012年12月25日(火)~2月下旬

ACEの支援地区のカカオを一部使用した森永DARS
ACEの支援地区のカカオが使われた森永ダース
  • 原料の一部を支援地区のカカオマスに置換
  • 支援地区のカカオマス含有率は、全カカオマス中約8.8%
  • パッケージの一部に支援地区のカカオマスを一部原料に使用していることを訴求
  • パッケージ裏面にACEロゴと支援地区の子どもたちの写真入り
  • 内容量:12粒 参考小売価格:105円(税込)

ガーナ・カカオ生産地での支援活動「スマイル・ガーナ プロジェクト」について

ガーナのカカオ生産地の子どもたちを危険な児童労働から守り、教育の質の向上と就学の徹底をめざすプロジェクトとして2009年より開始。村人たちの意識改革と組織化を図り、子どもたちの就学と労働状況を監視するための見回り活動と子どもの保護、子どもたちの通学意義に対する理解を促すための家庭訪問、収入の少ない家庭に対する学用品支給、収入向上のための農業技術指導などを行っています。

2009年から2011年の3年間の活動の結果、4村で254人の子どもたちを児童労働から解放し、新たに就学を実現することができたほか、学校環境の改善、農家の収入向上も達成しました。また、中学校が新設された村では、中学3年生の卒業試験の合格率が、都市部の進学校に並んで100%を達成するなど、支援の成果が着実に実り始めています。

ACEでは活動当初より、「(1)チョコレートを販売する、(2)売上から寄付を積み立てる、(3)ガーナの子どもを支援する、(4)カカオ生産地の児童労働をなくす、(5)支援地のカカオでチョコレートを作る」という5つのステップを掲げ、2009年から売上の一部が寄付になる「しあわせを運ぶてんとう虫チョコ」を販売して参りました。 生産者と購入者をつなげる好循環によって本質的な問題解決に挑戦しながら、子どもたちの笑顔を増やす試みであるこのたびの商品化は、まさに(5)と(1)のループをつないだ快挙であり、さまざまな方々のご尽力によって大きな笑顔のループが完成したことになります。

スマイル・ガーナ プロジェクト 詳細

しあわせを運ぶ てんとう虫チョコ

森永製菓「1チョコ for 1スマイル キャンペーン」について

森永製菓が、創業110周年記念のCSR事業として、カカオ生産地の子どもたちの笑顔を増やすことを目的に立ちあげた売上連動型コーズ・プロモーションキャンペーン。対象商品の売上の一部が、教育環境整備や農業技術向上を通じたカカオ農家の自立支援を行う国際協力NGO(プランジャパン、ACE)の活動資金として活用されています。ACEは2011年より連携パートナーとして認定され、カカオ生産地の子どもたちの笑顔が少しずつ広がり始めています。

チョコっといいこと | 1 チョコ for 1 スマイル

認定NPO法人ACE(エース)について

「世界中のすべての子どもが権利を守られ、希望を持って安心して暮らせる社会」を実現するため、1997年に学生有志が設立した、市民と共に行動し、児童労働の撤廃と予防に取り組む国際協力NGO。2005年にNPO法人化、2010年に認定NPO法人として認定されました。インドとガーナで子どもを危険な労働から守り教育を支援する現地プロジェクトの実施、日本で児童労働の問題を伝える啓発活動、政府や企業への提言活動、ネットワークやソーシャルビジネスを通じた問題解決の活動を行っています。平成23年度 社会貢献支援財団「社会貢献者表彰」受賞、2012年には米国労働省「児童労働撤廃のためのイクバル・マシー賞」にノミネート。

本リリースに関するお問い合わせ・取材のお申し込み先

認定NPO法人ACE(エース) 広報担当:召田(メスダ)
TEL: 03-3835-7555 FAX: 03-3835-7601 (平日10:00~18:00)
MAIL: press@acejapan.org

本件に関するプレスリリース(PDF)

 

ガーナの子どもたちを応援する「チョコ募金」にご協力お願いします!!

支援地区のカカオを使った商品が日本で販売されたことは、これまでACEの活動をご支援、応援してくださったみなさんのおかげです。ありがとうございます。

ですが、ガーナのカカオ生産地域には、まだまだ支援を必要としている子どもたちが多くいます。一人でも多くの子どもたちを危険で有害な労働から守り、遊んだり、学んだり、笑ったり、そんなあたりまえのことを子どもたちに届けられるように、引き続き、活動へのご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

チョコ募金

ガーナのカカオ生産地域の子どもたちを支援「チョコ募金」

アフリカのガーナで子どもたちの生活改善と教育を支援する「スマイル・ガーナ プロジェクト」実施に使わせていただきます。「しあわせを運ぶ てんとう虫チョコ」の売り上げの一部もチョコ募金として、子どもたちに笑顔を届けます。

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  • カテゴリー:プレスリリース
  • 投稿日:2013.01.07