森永製菓のみなさまへの感謝のメッセージを伝えてきました

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ACEがガーナのカカオ生産地域の子どもたちを児童労働から守り、教育を支援する「スマイル・ガーナプロジェクト」を2009年に開始してから、2019年で10年が経ちました。2011年からは森永製菓「1チョコfor1スマイル」キャンペーンを通じたご支援をいただきながら、ガーナでの活動を拡大してきました。

2009年にたった1つの村から始まったこのプロジェクトは10の村にまで広がり、これまでに527人の子どもを児童労働から解放し、就学を実現することができました。経済的に厳しい状況にあったカカオ農家約700人に対して農業トレーニングを実施することでカカオの生産量は1.5〜3倍に増えました。それにより、貧困から抜け出す後押しをするとともに、家庭で子どもの教育に投資ができるようになりました。また、プロジェクト終了後も、自力で児童労働を解決できるよう住民ボランティアと自治体との連携のしくみを作り、地域全体が「児童労働のない地域(Child Labour Free Zone)」と呼べる状態に変わってきました。

森永製菓を訪問し、社長に応援メッセージを届けてきました

これまでの森永製菓からのご支援への御礼をお伝えするため、2019年5月29日、森永製菓の新井徹社長(当時)に面会してきました。

面会では、「1チョコ for 1スマイル」キャンペーンへのお礼をお伝えし、「スマイル・ガーナプロジェクト」10年間の成果についてお話したあと、ガーナの支援地からのメッセージ動画をお見せしました。

さらに、ACEが児童労働に関する講演に伺った学校や団体から集めた、「1チョコ for 1スマイル」の取り組みを応援するメッセージをまとめたメッセージブックも手渡ししました。新井社長(当時)は、メッセージにじっくりと目を通し、「チョコレートを買って応援してくださるお客様がいることを知り、意義を感じている。これからも自分たちにできることをしっかりとやっていきたい。」というコメントをくださいました。

新井社長(当時)とACE代表、事務局長、ガーナプロジェクトマネージャーACEスタッフより新井社長(当時)へメッセージを手渡しました。
メッセージブックを手に取る新井前社長メッセージブックに目を通す新井社長(当時)

※新井徹氏は、この面会後の2019年6月27日に社長を退任され、顧問に就任されました。

 

カカオ生産地域で児童労働をなくし、児童労働のないチョコレートへ

ACEの支援地で採れた「児童労働のない」カカオを使ったチョコレートの商品化を、最初に実現してくださったのが森永製菓でした。現在ではそのカカオが他社にも広がり、ACE支援地産カカオを使用した商品は、21ブランド80アイテムにまで拡大しています。

SDGs(持続可能な開発目標)の目標8.7には、「2025年までに世界中のあらゆる児童労働を終わらせる」ことが明記されました。ACEは、持続可能な社会や児童労働の撤廃において、チョコレート、カカオ産業が世界のモデルとなり、チョコレートがサステナブルなアイテムの代名詞になることを願って、これからも企業と協働していきます。

(*)国際労働機関:2017年発表推計

メッセージ作成にご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!

森永製菓に贈呈したメッセージブック
森永製菓に贈呈したメッセージブック
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  • カテゴリー:報告
  • 投稿日:2019.08.19