ガーナの児童労働についてのJICAの調査プロジェクトを受託、CLFZ制度推進に新たな一歩
ACEはこのたび、国際協力機構(JICA)の公募案件を受託し、アイ・シー・ネット株式会社と協働での調査プロジェクトを開始しました。
この調査プロジェクトは、「チャイルドレイバー・フリー・ゾーン(児童労働のない地域)」(CLFZ)認定制度をはじめとした児童労働撤廃に向けたガーナ政府の取り組みへの協力の一環として、必要な情報を収集・分析することを目的としています。
ACEは、2018年にこの「CLFZ認定制度」の構想が始まった段階から、ガーナ政府と連携して制度作りに携わってきました。何度もガーナに足を運び、地方自治体の関係者や政府関係者など、さまざまな関係者との会議、調整、連携を経て、2020年の3月に「チャイルドレイバー・フリー・ゾーン設立のための手順およびガイドライン文書(以下、CLFZガイドライン文書)」が発効されました。
(参考)【ガーナ便り】「チャイルドレイバー・フリー・ゾーン設立のためのガイドライン文書」が、ついに発効となりました!
ガイドラインは発効されましたが、これを実際に運用していくのはこれからです。実効性のある制度とし、ガーナ全土に広めていくために、JICAと協力してプロジェクトを行っていきます。
カカオ産業の児童労働についてはこれまでにも多様なアクターが様々な取り組みを行ってきましたが、プロジェクトの持続可能性や効果などの面において課題が指摘されています。今回の「CLFZ認定制度」というアプローチによって、これまで指摘されてきた課題を乗り越え、児童労働問題の本質的な課題解決につなげることを目指しています。
参考情報
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- カテゴリー:お知らせ
- 投稿日:2021.01.07