【開催報告】CLOUDYとのトークイベントの様子をコンパクトにお伝えします!
【開催報告】CLOUDYとのトークイベントの様子をコンパクトにお伝えします!
こんにちは、ファンドレイズ担当の森下です。
7月4日(金)夜、ACEクラウドファンディング応援企画【「ふたつの視点、ひとつの未来」~アフリカとつながる、想いとアクションの対話~】を開催しました。コロナ禍以降対面イベントが減っていた中で、久しぶりに支援者の皆さまのお顔を拝見してうれしく思うとともに、支援者の皆さま同士で再会を喜ぶ声も伺いました。
本イベントでは、クラウドファンディングのリターン品でご協力いただいたNPO法人CLOUDY代表 銅冶勇人さんをゲストとしてお迎えし、ACE代表岩附との対談を行いました。

写真左:ACE代表 岩附由香、右:NPO法人CLOUDY代表 銅冶勇人さん
「カカオを巡る地球規模の問題とは、またそれに対する挑戦」
最初のテーマでは、それぞれの団体が向き合っている課題とそれに対する挑戦・活動の内容について紹介しました。ACEはグローバルマーチをきっかけとした設立から、活動を通した子どもたちとの出会い、また近年行っている企業と連携した取組み等を紹介しました。
CLOUDYからは、「営利・非営利が循環した社会課題の解決」や「アフリカの自走」をキーワードに、具体的な活動内容をご紹介いただきました。
「なるものになる、くるものを拒まず」/ACE
これは、インドで出会って今も忘れられない男の子の言葉です。児童労働に従事する彼に将来の夢を聞いたときに帰ってきた言葉でした。児童労働が、子どもとしての時間だけでなく、将来をも奪うものであることを思い知らされます。児童労働は「経済社会」という需要と「地域の貧困」という供給があって成り立ってしまうことから、ACEでは現地・ビジネス・国のしくみを変えていく活動に挑戦しています。
ここにあるカカオのゴミは誰のゴミか?/CLOUDY
CLOUDYではカカオの殻からChocopenという鉛筆を製造・販売しています。カカオ農園で働く人がチョコレートを食べたことがないことを知り、ここにあるカカオのゴミは誰のゴミか?という疑問から始まったChocopenプロジェクト。カカオの殻がゴミとなって引き起こす問題を解消し、さらに現地に鉛筆工場を建設することで新たな雇用を生み出すことに挑戦しています。
「挑戦の先に描く未来は」
2つ目のテーマでは未来に目を向けました。
現在の挑戦を通して、それぞれの団体はどのような未来を描いているのでしょうか。
活動をスケールさせる/ACE
子どもの権利をいかに守るかを考えたとき、本来行政が担うべき役割が放置されているケースがあります。その場合、私たちが代わりに行政の役割を担うのではなく、問題を解決していくために現地の人々が行政に働きかけることが大切だと考え、支援しています。現地の人々が自分たちで変えていく方法を伝えることで、これからは彼ら自身が変えていくことができるようになるのです。
また児童労働フリーゾーン(※1)の取組みでは、ガーナ政府と連携することで活動をスケールさせることを目指しています。さらに「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」(※2)では、複数のチョコレート企業が協働して取り組みを進めています。
コミュニティ、企業、行政、それぞれにおいて協働を進めることで、これらの活動をガーナ以外の国にも広げていきたいと思っています。
※1 児童労働フリーゾーン
ガーナ政府が国の制度として導入を進めている、児童労働の予防と解決のための仕組みが構築されている地域
※2 開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム
開発途上国において社会的・経済的・環境的に持続可能なカカオ産業の実現を目指し、多様な関係者が、カカオ産業の抱える課題の解決に向けて共創・協働するため2020年にJICA(国際協力機構)が設立
持続する学校、持続する活動/CLOUDY
学校建設で大切にしていることは継続・持続する学校にすることです。彼ら自身で続けていく=自走するために行っていることとして-まずは給食提供、子どもたちが学校に行っていい理由を作ることが重要だと思っています。そして教員、学校敷地内に教員向けの住居を建設し、天候に左右されずに教員が定着する環境をつくり、教員確保を行っています。他には、住民と一緒に運営すること、学校に畑を作り給食を自給自足できるようにすることに取り組んでいます。将来的には敷地内に缶詰工場をつくって、保存食を確保するとともに、販売し、収入を生み出したいと思っています。
寄付文化が定着していない日本においては非営利活動を継続していくのは難しい状況です。そのような中で活動をビジネスと直結させて、循環する資金を作っていくことを目指しています。
現在新しい取り組みとしてクリエイティブアカデミーでアーティストの育成、バーバーアカデミーで理容師の育成をしています。いろいろな教育のかたちがありますが、現地の人々が生きていくための選択肢を増やすために今までのアフリカにはなかったビジネスモデルを作っていきたいです。
「活動の背景にある想い、原点」
3つのDとACEで加えたB/ACE
「児童労働に反対するグローバルマーチ」を始めたカイラシュ・サティヤルティさんは、3つのD(Dream, Discover, Do)が大切だと言っています。ACEではそれにB(Believe)を加えました。夢を描いても一歩踏み出す勇気が持てないとき、自分を信じること、さらに周りの人を信じることが大切だと思っています。
「Dream, Discover, Believe, Do」これはACEの行動指針にもなっています。
誰かがよろこんでくれているか/CLOUDY
今まで誰かのために何かをしてあげられたことはほとんどないと思っていて、もらったものの方が多いと感じています。アフリカの子どもたちにプレゼントしようと新品のサッカーボールを持って行ったとき、お返しに古い網と衣類を丸めて作ったサッカーボールをもらいました。その時に、自分が知っていた100点の儚さを知りました。それは新品のサッカーボールよりももっと素敵なものだったのです。
何かをする時、「誰かがよろこんでくれているか」が指針になっています。自分一人の力は小さくて、自分がやってもやらなくても変わらないと思ってしまうかもしれない。ただ小さな力が大きな力につながっていきます。ぜひ小さなことからやってみてください。
登壇者お二人のお話に聞き入っていた会場は、誰かに想いを馳せる優しさと、一歩踏み出そうとするエネルギーが溢れていました。ご参加いただきました皆さま、どうもありがとうございました。
ACEはこれからも皆さまと想いを共有し、皆さまとともに挑戦を積み重ねていきたいと考えております。今後ともあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
- カテゴリー:報告
- 投稿日:2025.08.29
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