幸せへのチョコレート

「しあわせへのチョコレート」プロジェクトとは

チョコレートを食べる人と作る人、みんなが一緒にしあわせになれるように、カカオ生産地の子どもたちを児童労働から守り、日本の企業や消費者と協力して、児童労働のないチョコレートがあたりまえに手に入る社会の実現を目指した活動です。

「しあわせへのチョコレート」プロジェクトの背景

カカオの実を一ヶ所にあつめ、ナタで中身を取り出す作業日本は年間約27万トンのチョコレートを消費する世界第4位のチョコレート消費国です。そのチョコレートに欠かせないのがカカオ豆。日本に輸入されるカカオ豆の約7割はガーナ産です。ガーナのカカオ生産地域では、学校に通うことができず、ナタや農薬を使うなど、ケガや病気の危険にさらされている子どもたちがいます。ACEは2009年から「しあわせへのチョコレート」プロジェクトを開始しました。

ガーナでカカオを作る生産者やチョコレートを食べる消費者、チョコレートでビジネスを行う企業をつなぐことで、カカオ生産地での児童労働をなくし、すべての子どもが質のよい教育を受けること、おとなも安全な環境で働き生活を向上し自立していけること、チョコレートに関わるすべての人たちがハッピーになれる循環を実現することを目指しています。

「しあわせへのチョコレート」プロジェクトの目標

  1. ガーナのカカオ生産地域の子どもたちが危険労働から守られ、質の良い教育が受けられるようになる
  2. 消費者や企業などチョコレートに関わる人たちが児童労働の現状や私たちの生活とのつながり、児童労働を生み出す貿易の問題や取り組みの必要性を理解する
  3. 児童労働がないことを目指したチョコレート(フェアトレードなど)を消費者が選ぶようになる
  4. 消費者やチョコレートに関わる企業がガーナの児童労働をなくすための活動をサポートする
  5. チョコレートに関わる企業がガーナの「児童労働のないカカオ」を使ってチョコレートを開発、販売する

ガーナのカカオ生産地における問題点

ガーナ・カカオ農園での児童労働

チョコレートの原料カカオは、赤道近くの高温多湿な地域で栽培されます。日本がカカオ豆の約7割を輸入するガーナでは、農薬の使用や森の伐採などにより自然環境が破壊されたり、子どもたちが学校に行けずに危険な労働を行っていたり、さまざまな問題が起きています。

カカオ農園での子どもの危険労働

カカオ農園では、刃渡りの大きななたを使った作業、カカオ豆や収穫した食糧作物の運搬、特に自分の力だけで頭の上まで持ち上げることができないほどの重さのものを頭に載せて運ぶ作業が危険労働とみなされています。子どもの成長に見合わない重さの荷物を運ぶことは健全な成長の妨げとなります。

カカオ畑での収穫風景

学校環境の不備

カカオを生産する農村地域では、各種行政サービスが行き届かず、校舎や教室、机、いすなどの学習環境が整っていません。教師の数も不足しています。教室の数が足りないため外で勉強していたり、村に中学校がないため進学ができない子どもたちもいます。ガーナでは幼稚園から中学校までの義務教育は無償ですが、制服や学用品などを買うことができないために、学校に通えない子どもたちがいます。義務教育を受けることができないと、基本的な読み書き計算のスキルが身につけることができず、生涯にわたってさまざまな可能性や選択肢を狭められてしまいます。

学校では教室が足りず屋外で授業を受けている生徒も

カカオ農家の貧困

ガーナをはじめとする西アフリカのカカオ生産地域では、家族単位の小規模な農家がほとんどです。カカオ豆の生産には、カカオの収穫から、発酵、乾燥までのさまざまな工程に多くの労働力が必要となります。小規模な農家は労働者を雇うことができないため、子どもも重要な労働力となってきました。カカオ農業を行う労働者の多くは、ガーナ北部や周辺の貧困国からの移住者が多く、もともとが貧しいために親も教育を受けたことがなく、またカカオ農業の知識や技術がないために収穫量が乏しく、生活を支えるだけの収入を得られないことが、貧困から抜け出せない要因となっています。

ガーナのカカオ農家

ガーナのカカオ生産地域の児童労働

 

ガーナでの活動「スマイル・ガーナ プロジェクト」

ガーナのカカオ生産地域の子どもたち

ACEは、カカオ生産地の子どもを危険な児童労働から保護し、就学を徹底することを目的とした支援活動を行なっています。それが「スマイル・ガーナ プロジェクト」です。 カカオ農家が継続して子どもの教育に投資ができるように農園経営を改善し、収入を向上させることで、児童労働の撤廃と予防を目指しています。

2009年2月からガーナのカカオ生産地で活動をはじめ、2017年までに、454人の子どもたちを児童労働から守り、学校へ通えるよう支援してきました。

カカオ生産地支援「スマイル・ガーナ プロジェクト」

 

ガーナでの活動を支える、日本での消費者や企業との連携

森永製菓「1チョコfor1スマイル」ガーナの子どもたち

日本でチョコレートを食べるわたしたちだけでなく、カカオの国の子どもたちもハッピーにしたい.....。そんな想いを込めて、ガーナでの活動を支える日本の消費者や企業の参加を呼び掛けてきました。

そのひとつが、「しあわせを運ぶ てんとう虫チョコ」の販売です。

ヨーロッパでしあわせのシンボルとして親しまれている「てんとう虫」をモチーフにしたスイスのマエストラーニ社製のチョコレートを、2009年のバレンタインシーズンからオリジナルのパッケージで販売してきました。売上の一部を、寄付として積み立て、「スマイル・ガーナ プロジェクト」の実施支援として活用してきました。2017年春までに累計約14万個を販売し、売上からの寄付額は1,400万円となりました。(てんとう虫チョコの販売は、2017年をもって休止しました。これまでご購入いただいたみなさま、ありがとうございました。)

「しあわせを運ぶ てんとう虫チョコレート」販売に関するお知らせ

2011年以降は、森永製菓の「1チョコfor 1スマイル」キャンペーンや、フェリシモのLOVE&THANKS基金など、各企業やお客様からのご支援をいただきながら、ガーナでの活動を拡大してきました。

また、2013年以降は、ガーナの活動地域で生産されたカカオを、商社を通じて日本に輸入、企業へ供給することで、企業と連携して「児童労働のない」チョコレートの生産にも取り組んできました。2014年には森永製菓との連携により、日本の大手製菓メーカーとして初となる、国際フェアトレード認証つきのチョコレートを実現しました。2016年には活動地域で生産されたカカオ豆の日本への輸入が実現し、日本を代表するショコラティエやBean to Barのチョコレートブランドなどにもカカオ豆が扱われるようになりました。

「児童労働のない」チョコレートの市場や選択肢を増やすことで、ガーナで児童労働をなくす活動を広げるモデルを、消費者や企業を巻き込みながら展開しています。

ガーナの子どもたちの支援になるチョコレートを買おう!

 

「児童労働のない」チョコレートをあたりまえに

2009年にプロジェクトを始めてから、ガーナの8つの村で454人の子どもたちを児童労働から守り、約4000人子どもたちの教育環境の改善を実現することができました。2013年からは、商社との連携でガーナの支援地域で生産されたカカオを日本に輸入して企業に供給することで、「児童労働のない」チョコレートの生産や消費を進めてきました。今後もACEは「しあわせへのチョコレート」プロジェクトを通じて、チョコレートの生産プロセスで児童労働がなくなり、カカオを生産する人たちもチョコレートを食べる人たちもみんながハッピーになるチョコレートがあたりまえとなっていくことをめざして活動していきます。

日本だけでなく、世界中で「児童労働がない」チョコレートがあたりまえになるためには、まだまだたくさんやることがあります。寄付でこの活動を応援していただくこともできます。ぜひACEの「しあわせへのチョコレート」プロジェクトを応援してください!よろしくお願いいたします!

カカオを作る人たちもチョコレートを食べる人たちもみんなが笑顔になれるよう
応援よろしくお願いします!

 

ガーナの子どもたちを笑顔にするために
応援よろしくお願いします!

チョコ募金

ページの先頭へ戻る