【岩附通信vol.42】クラファン、イベント、ガーナ出張、沖縄出張…盛沢山!な6月が終わります | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)

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岩附通信

2024年7月31日

【岩附通信vol.42】クラファン、イベント、ガーナ出張、沖縄出張…盛沢山!な6月が終わります

岩附通信Vol43

みなさんこんにちは!個人的には怒涛だった6月が終わりますが、みなさまはどう過ごされましたか?

まず、6月28日までのクラウドファンディングにご寄付、ご協力をいただき、本当にありがとうございました! 今年も目標を達成することができました!本当にありがたいです。

この通信は毎月ご寄付をいただく子どもの権利サポーターと、毎年会費を頂く会員の皆様を中心にお送りしていますが、いつものご支援に加えてのお願いとなってしまい恐縮です。 

本当はクラウドファンディングなしでも活動が成立する状態を目指したいのですが、現状はまだまだその理想の状態とは距離があり、そのギャップを埋めるクラウドファンディングに頼らざるをえない状況です。 今年も達成でき、本当にありがたいです。ありがとうございました。 

いま、沖縄から帰る飛行機でこの通信を書いています。 6月は、クラファンに加え、児童労働ネットワークの20周年イベント、その次の日からガーナ出張、ガーナから帰って1週間後に今度は沖縄への出張と、目まぐるしい1か月でした。 かつ今回の沖縄出張は、夫の海外出張と重なるというハプニングもあり、子どもたちの面倒を見てもらうのに妹に泊まりにきてもらったり、お友達の家に泊めてもらったりと、様々なご協力も総動員!でなんとか乗り越えました。   というわけで、今日の通信は6月の振り返りを少し出来ればと思うのですが、今回の沖縄出張がかなりタフだったためまとまりがない可能性大です。お許しください。

ガーナ現地からのお便りをみなさまにも送らせていただいたかと思いますが、カカオの収量の激減に驚きました。 木の老化、気候変動、違法な小規模金採掘の影響、またカカオの木がかかりやすい病気が流行るなど、複合的な要因によるものと思われます。

カカオの買取価格がかなり上がっていますが、その上回りをもってしても収入が減ってしまうほどの減少です。

また、ガーナ政府も財政難な中、カカオの収量が国全体で減っているため、ますます財政難となり、例えば教科書など政府が本来用意すべきものすらも、行き渡らせられないというようなことも聞きました。 自分たちではコントロールできない構造の中で起きていることに、農家も、子どもたちも大きな影響をうけている中、私たちとしてもどう対応すべきなのだろうか、ということを考えさせられました。

今回の沖縄出張では、子どもに携わるおとなの方々への「子どもの権利実践研修」を那覇市で、小学5、6年生の子どもたち向けに子どもの権利のワークショップをうるま市で実施するというのがメインの活動でした。

おとなの方々への研修は、会場の都合や、平日の午後子どもたちとの対応をする方々も多いことを加味し、9時半スタート、13時15分にプログラムが終わるよう、通常4時間のプログラムを3時間半にきゅっとまとめて実施しました。 35名ほどの方々にご参加いただき、「自分の地域でもやってもらいたい」という要請も頂くなど、この研修は形も決まってきて、展開をしていけそうな気がしています。 

子ども向けの「わたしらしさを大切にする子どもの権利ワークショップ」は、これまでの形から内容を変えて、「意見を表明する」というところまで踏み込めるようにとブラッシュアップしている過程だったということもあり、かなり迷いながらの実施でした。 

日本では小学校の授業で子どもの権利を学ぶようになっていないこともあり、「はじめて知った」という子も多く、子どもたち自身に伝えていく必要性を感じましたが、「権利」という目に見えない概念を実感してもらうこと自体がやはり難しい!と感じました。 

今後またうるま市内の小学校で実施していく予定ですので、良いものにしていけるといいなと思っています。

飛行機が着陸態勢に入りました。この通信も書き終わらなければいけません。 やっぱりまとまりのない内容になってしまいましたが、ここまでとします。 もう充分暑いですが、7月に入りいよいよ夏本番!良い夏をみなさんが過ごされるようお祈りしております。 それではまた来月! 

 

2024年6月 ACE代表 岩附由香

 

※「岩附通信」は、会員・子どもの権利サポーターの方の特典として毎月1回配信しているコンテンツですが、配信から一カ月以上が経過したものを代表ブログにて一般公開しています。  

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