児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

そらまめ育児日記

2012年10月13日

出かけたくなる季節

あんなに不得意だった料理も苦でなくなり、そらまめとの蜜月と、主婦業を満喫する人生の小春日和を迎えていた私に「もう少したったらね、すごく出かけたくなるよ」と予言したH子さん。

その通りになった。

先週は木更津のアウトレットにそらまめを連れていく。
そらまめは現住所の神奈川と産院のある東京以外初の「県外」である。

やたらと犬が多い場所でそらまめは未知の生物をじっと見つめていた。
帰りに渋滞に巻き込まれるも日中連れまわされた疲れからか、
そらまめはほとんどぐっすり寝たままで、難を逃れた。

うちのベビーカーは借り物ですけど、なにか?

そして今日は、あまりの天気の良さにそらまめを屋外で連れまわしたくなった私の

「そうだ、代官山行こう」との思いつきにより出陣。

H子さんからのおすすめ通りベビー服のかわいいお店が多く、個室の授乳室(トイレみたいにドアが閉められる)まである商業施設もあってびっくり。そしてさすが代官山、外国製のベビーカー率の高いこと!国産の地味なベビーカーでカフェにでも入ろうものなら「国産ですか・・・」と珍しいものを見るようにちら見されそうでさる。

かくいううちもマキシコシという外国製のカゴをマイクラライトというベビーカーに載せているというスタイルなので、そんな余計な気後れをせずにすんだ。が、実は友達からの借りもの。ちゃんとことあるごとに「借り物なんです」と申告しているが、全く同じ組み合わせの家族に遭遇し、自分のものでもないのにちゃっかり「うちとおんなじね」と笑顔を振りまいておいた。

一般的なベビーカーは6カ月から乗れるものが多いのでそれを購入する予定にしている。そのため街を歩く時はベビーカーウォッチングに腐心する。かっこいいな、と思っていたあまり見たことのないメーカーのが店先に並んでいた(やっぱり外国産)ので、値段をチェック。

これが、12万4500円。
日よけとかのオプションをつけたらもう少しで
中古の軽自動車ぐらい買えそうな域である。

夫からすかさず「高すぎる」と却下のコメントをもらう。
こういう時の夫の先手はかなりすばやく、抜け目がない。

ベビー用品を選ぶ心理

私もそんなに買う気はないのだけど、
有名ブランドの10万以上するバッグを買うことを考えたら、
ほぼ毎日使うベビーカーにこれぐらいお金をかけても、
1回の使用ごとのコストに落とした時こちらのほうが安そうである。

いや、もしかしてブランドバッグを持つような心理で
ベビーカーも選ばれているのかしら?

夜は行きつけのレストランに初めてそらまめをつれていく。

まだ人が少ない早い時間に行ってさっと帰ってくるつもりが
そらまめに乳をあげたり搾乳したりで30分遅くなった。

研究熱心な夫に「よしよし」

だんだんと混んでくる店内で「こんなところに子どもを連れてきて」
という冷たい視線を覚悟したが、温かく見守ってもらった。

しかしここでそらまめ、眠かったのか大いに泣く。
一方が抱いてあやしている間に一方が食べる、と交代しながら
やりたいのだが、夫が抱いてもなかなか泣きやまない。

どうやらそらまめは最近急に夫の抱っこに満足がいかなくなったようだ。
しかし夫は、自信を打ち砕かれ、粉々になったハートをかかえながら
「何が違うんだ?」と私の抱っこを観察しそこから学ぼうとしている。

そんな健気で不憫な夫に、そらまめは家に帰ってからも
「ちーがーうー!」とばかりに容赦なく罵声(のような泣き声)を浴びせていた。

そらまめも、夫も、「よしよし」を必要とする夜であった。。。

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