児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

そらまめ育児日記

2012年11月15日

つまるか、つまらないか、それが問題です

グルメ番組を見ていて、おいしそーー!!と思うのが普通の人の反応。
「つまりそー!」と思うのが、授乳をしている私の反応。

つまる=乳が詰まる、という意味です。

赤ちゃんの文字通り生命線である乳腺が、脂肪分などにより詰まり、出が悪くなるだけでなく、痛いのです。

私が妊娠した時、先輩ママたちが口をそろえていったのが「乳のケア」でした。

妊娠中に乳腺を開通させておくようにマッサージしておいたほうがいいよ、とか、乳腺炎は本当に痛いから生クリームのケーキは控えたほうがいいよ、とか、たくさんのアドバイスをいただきました。乳頭が割れて血が出ることもあるため、そのために塗る赤ちゃんが食べても大丈夫なクリームまで、もらいました。

乳が出る出ないは、母のプライドをかけた戦いでり、デリケートな問題でもあります。乳が十分に出ず、母乳ではなく粉ミルクに頼らざるを得なくなった人は「私はダメは母親だわ・・」と落ち込んだりするみたいです。

赤ちゃんが泣いたりしたときに「乳が足りないんじゃないの!?」というのも禁句です。

産後の実家ぐらしで自分の母親とけんかになる原因No.1になるぐらい、敏感に反応してしまうのです。それぐらい、すごく、気にしているのです。

私のこれまでの最大のピンチは、産後20日ぐらいで実家でBBQをして、油ののった肉を食べすぎた翌々日。乳が詰まり、常に痛い状態で、近所の友達にSOSを出し、友達のかかっていた助産師さんを紹介してもらいました。

1時間ほどマッサージしてもらうと、触ってゴリゴリと詰まっているのがわかる状態だった乳は、驚くほどやわらかに。助産師さんが神様のように見えました。

というわけで、つならなそうな食材を選んで食事をしているわけですが、やっぱり食べたくなって、痛くなるのを承知でちょこちょこと食べてしまうのでした。特にチョコレートが・・・やめられないんだよなぁ。

 

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