国連機関時代に言えなかったこと / GooTa買えるってすごくない? | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)

児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

日々是発見

2004年8月4日

国連機関時代に言えなかったこと / GooTa買えるってすごくない?

今日は丸幸ビル(別名NGOビル)で行われた、外務省の方との懇談会に参加。テーマは草の根無償などのNGO支援スキームについて。はっきりいって、ACEの活動はアドボカシー中心で政府からの助成金や委託もゼロ。自分だけ何も貢献できない会議に出てしまったことに気づいたときには後の祭り・・・。

あのときもどかしくて言えなかったこと

しかし、嬉しい出会いがあった。某国連機関で働いていたときにやりとりをしていたNGOの方と再会。名刺交換をさせていただくと「お会いしたことありますよね・・」、「実はわたし、以前は○○○に(生活の糧を稼ぐために)いまして、その時お世話に。」と切り出すと、「あっ!」と、覚えていてくださったようです。

そう、あのときは○○○(某国連機関)の者としてやりとりをしていたので、「実はACEというNGOをやっている」ということが言えず、なんだかもどかしかったっけ。

学生のお財布事情とメキメキ力をつけてる音を盗み聞き

ここのところ事務所は、FTCJ拓殖のメンバーが毎日つめて、あさってから始まる夏合宿の準備をしています。(※ACEは、FTCJと国際子ども権利センターと一つの部屋を共同事務所として使っています)

今日もにぎやか。そして食べ物の話も多い。みんなお金がないのでメンバーのNちゃんがおにぎりを作って来てくれていたのだけれど、毎日遅くまでやっているので、ここ数日は丸幸ビル1Fのローソンで食料を調達。

「おまえGooTa食べてんの?」
GooTa買えるってすごくない?」※GooTaとは、具がいっぱい入ってるカップ麺です。

「それうまそう!」
「高そう!いくら?」→「570円」
「それ買うお金あるなら金返せ~!」

などなど、毎日そんなほほえましい会話が飛び交っているのでした。

でもね、そんな合間にすごく真剣なやりとりもあります。”リーダシップは何か”とか、どんなプログラムにするのかなどなど。「子どもが主体となって活動する」がモットーのFTCJが実施する夏合宿で、学生の自分たちはどんな役割を果たすべきなのか。議論を戦わせる中で、みんながメキメキと力をつけている音がパーティション越しに聞こえてくるのでした。

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