モーターサイクル・ダイアリーズ ~私の人生を変えた旅は? | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース)

児童労働のない未来へ-NPO 法人ACE代表 岩附由香のブログ(single-blog)

日々是発見

2005年1月4日

モーターサイクル・ダイアリーズ ~私の人生を変えた旅は?

お正月休み最後の日、妹と恵比寿で「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見ました。

チェ・ゲバラの青春映画です。 南米をバイクで2人旅。チェが23歳のときです。 いいなぁ~。男だったらこういうの一回はやりたかったなぁ、というけっこう危ない旅です。
砂漠、雪の中バイク+徒歩だけでなく、しまいにはいかだで川下り、、ありえなーい!

その中で、共産主義者であるがゆえ追われ、炭鉱で働こうと旅をする夫婦、先住民、ハンセン病患者たちとの交流など、様々な土地の人々のいきざまに出会っていくわけです。

そのあたりを旅につきもののトラブルや恋などをさらっとまじえながら淡々と描写していて、すごくよかったです。

この映画に結論があるとすればそれは「旅は人を変える」ことだと思います。

私の人生を変えた旅

そこで私も考えました。
今まで自分の人生変わった旅ってあったかなぁ。。。

一番衝撃がでかかったのは、初めてのインドかな。

ストリートで働く子どもたちと会って、インタビューしたり、遊んだり。ごみを拾っている子どもたちの汚れた手と握手したり、「私たちに質問ある?」って聞いたとき、「日本の子どもは何をして働いているの?」って言われたり。

「人生が変わった」というような体験ではなかったもしれないけれど、自分が今まで歩んできた道や今の生活とのあまりにもの違いを目の当たりにして、今までの価値観をハンマーでぐしゃ!とやられた感じがして、その後1週間ぐらいショックと混乱で立ち直れなかったのでした。(よわっ)

20代前半は、よくそいうことがあったような気がするけれど、最近はどこへいっても、何をしても、「ああ、コレ知ってる」と思ってしまうことが多いような。。

何か言われたり、誰かに接したりしたときに感じた強い感情も、自動的にすでに確立された経由で、ろ過されて緩和されて、「悲しい」「嬉しい」って棚にきれいに整理されておしまい。直にハートにガツンと衝撃を受けたことって最近なかったような。

だんだん年をとってきて、自分の確固たる価値観ができつつある(それがハートをガードしている)けれど、たまにはそれを変えたり広げたり捨てたりできるような体験を、旅に関わらず、今年はしてゆきたいなぁ。

というわけで今年の目標(その1)。

「ガードを緩めて、なんでもやってみる!」

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