神奈川学園高校2年D組が文化祭で児童労働を展示・発表
神奈川学園高校2年D組が文化祭で児童労働を展示・発表
神奈川学園高等学校の文化祭で、児童労働について発表した2年D組が学校最高の賞である校長賞を受賞しました。
文化祭は9月20日・21日の二日間行われ、6000人を越える来場者がありました。 2年D組は夏休みに訪問活動をしたり、本を読んだり、映画を見たりしながら、児童労働について学んできました。
ACE事務所にもご訪問いただき、インドの児童労働についての情報提供や 児童労働写真パネルやサッカーボール縫いキットの貸出などをさせていただきました。 また、夏休みが明けた9月13日に、神奈川学園での講演も行いました。
学園祭の前に講演会を開催
講演会では、ACE代表の岩附から、ACEの活動をはじめたきっかけや伝えることの意味について講演をさせていただきました。講演を聞いた生徒の感想をご紹介いたします。
「私は岩附さんのお話を聞く前までは子どもは夢を捨て去るを得ないし、半ば諦めている子どもが多いんだと思っていたけど、働く子ども自身が立ち上がって活動していて、先進国と発展途上国の子どもが世界会議をしていてすごくあたたかい気持ちになりました。(中略)そしてまだ政府では経済や大人が優先されて子どもが後回しにされてしまっている状況があり、知らないこと=存在がないということになってしまうから、私たちにできる一番単純なこと=知ることだと思い、伝えることだと思うから文化祭でそうできたらいいと思いました。」
「政府にもっとその子どもたちの声を聞いて欲しいと思いました。子どものことを後回しにしないでほしいと思いました。チャンスが平等に与えられていないっていうのは、本当に不公平だと思いました。自分自身にはチャンスが与えられているので、本当に自分は頑張っているのかと本当に考えさせられました。知らないと存在しないことになっちゃうけど、知った自分は伝えていかなくちゃいけないっていう言葉にとても心が動かされました。だから、私達は児童労働をもっと知って、文化祭で多くの来て下さった方に伝え、文化祭後もずっと考えていく必要があると思いました。」
文化祭当日、生徒たちはお客様に自分の言葉で堂々と児童労働について発表していたそうです。文化祭に来られた方々だけでなく、発表を行った生徒一人ひとりが大切なものを感じた、素晴らしい機会になったのではないでしょうか。
児童労働について学びたい!もっと知りたい!
学校でできること、たくさんあります。
- カテゴリー:報告
- 投稿日:2008.10.22