ガーナの現地プロジェクトスタッフが来日!
C20に登壇し、世界の市民社会の代表と意見交換しました
スマイル・ガーナ プロジェクトの運営を現地で行っているガーナのパートナー団体CRADAの事務局長ナナ・ブレンポンさんが、C20サミットに参加者として招待され、2019年4月19日から26日まで東京に滞在しました。 C20に関しての詳細はこちら
C20サミットでは労働・ビジネスと人権の分科会において、ACE事務局長の白木とともに登壇。現地での事業活動や、ガーナ政府とのチャイルドレイバーフリーゾーン(CLZF)制度構築についての取り組みを紹介し、他のパネリストや参加者と積極的な議論を行いました。CLZFについてはインドネシアの参加者から、ぜひ自国のパーム産業の参考にしたいというコメントもありました。
アフリカの不正資金流出の問題、さらには子どもの暴力についての分科会にも参加し、積極的に議論に参加しました。同会議にはC20の参加国だけでなく、様々な国の代表やバックグラウンドを持った市民社会の人たちが参加しており、ナナさんも積極的に議論や交流を深めていました。
ACE主催イベント「SDG8.7 Dialogue Dinner」に登壇
日本滞在中は、C20サミット以外にも様々な場所でガーナの報告を行いました。4月23日に行われたSDGs8.7ダイアログディナーでは、駐日ガーナ大使をはじめ、G20労働ワーキンググループに参加した日本、アメリカ、オランダ、イギリス、ドイツ、カナダ、フランス、アルゼンチンの労働関係省庁の代表、OECDおよびILOの国際機関関係者、そして連合やJICA、デロイトトーマツなど、日本で児童労働の問題に取り組むステークホルダーを招待し、それぞれの国や国際機関の取り組みとともに、私たちのガーナの取り組みを紹介しました。
このダイアローグディナーはJapan Timesに取り上げられました。
【Japan Times 5月14日付記事】
Advocates fighting child labor come together in Tokyo ahead of Osaka G20 summit
チョコレートに関連業界の方々への報告会を開催
またデロイトトーマツコンサルティングの協力で行われた報告会では、ガーナにおける取り組みを紹介し、出席した日本のカカオ・チョコレート業界の方々と意見交換を行いました。
普段なかなか触れ合いえない「カカオの生産現場で活動する人」と「輸入されたカカオを扱う人」との交流はとても貴重な機会となりました。
ACEのガーナ支援地産のチョコレートを視察
滞在中はACEのガーナ支援地産カカオを原料に使用した商品を販売していただいているショコラティエ パレ ド オールの店舗に行き、実際に販売されている様子を確認し、チョコレートも味わいました。
ナナさんは「ガーナの奥地の農家が作ったカカオがこれほど素晴らしい形になっていることはとても素晴らしい!!ぜひ農家や住民に伝えたい!」と興奮気味に話しました。
ACEスタッフとの交流
ナナさんが前回日本に来たのは2010年11月、今から約9年前でした。その時と比べるとACEスタッフのメンバーも変わり、人数も増えました。
今回初めてナナさんに会うスタッフも多かったのですが、久しぶりに日本に来て、ACEや日本からスマイル・ガーナ プロジェクトを支援する人たちに直接触れる機会は、彼にとって大いに刺激になり、モチベーションを高めることができた様子です。
これからも、ガーナですべての子どもたちが児童労働をせずに、安心して教育を受けられるようになるために、ナナさんやCRADAの人たちとともに頑張っていきます。
ガーナの子どもたちを笑顔にするために
応援よろしくお願いします!
- カテゴリー:報告
- 投稿日:2019.05.24