d-lab2023にて 「子どもの権利普及ワークショップ」パイロット版をお披露目しました!

d-lab2023にて 「子どもの権利普及ワークショップ」パイロット版をお披露目しました!

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2023年8月11日(金・祝)、認定NPO法人開発教育協会が主催するイベントd-lab2023(ディー・ラボ/開発教育全国研究集会)の「自主ラウンドテーブル」にて、現在ACEが作成・開発中の「子どもの権利について学べるワークショップ教材」体験会を実施し、19名の学校関係者・NPOの方に参加いただきました。

ACEでの子どもの権利に関する活動・本教材の目的(*)をご紹介した後、ワークショップの一部を実際に参加者のみなさんに体験いただきました。途中でワークショップ内容の解説を入れる際は、胸元に「解説さん」の付箋を貼って、進行と解説の区別が参加者にもわかるように工夫をしながら進めました。 

(*)教材制作の目的、背景については以下の活動報告をぜひご覧ください。
日本の子どもたちの「子どもの権利」を守るための活動「わたしらしさを大切にする子どもの権利ワークショップ」開発中

ワークショップの主な流れ

①感じてみよう!私の気持ちと願い

最近起きた出来事から、体の感覚や、気持ちについて自覚するワークを通じて、心と体のつながり、気持ちの奥にある願い(ニーズ)があることに気づきます。

②子どもの権利ってなんだろう?

子どもの権利とは何か大事なポイントの説明と、事例を通して子どもの権利について理解を深めるグループワークを行います。

③私の権利のためにどんなことができる?

自分の気持ちや権利を守るためにできることについてワークシートを使って考えます。またロールプレイを通じて、友達から相談されたらどう聴くか、友達のために助けになる方法も考えます。

ワークショップの後、参加者全体での意見交換の時間を設け、感想の共有や質問などへの回答を行いました。

  • じっくりと時間を設けてその場の生徒の状況や様子を見てキーワードを押さえながら実施できると良い。
  • 権利の内容が子どもにはわかりにくいものもあり、子ども向けの内容で表現できると良い。
  • 体の感覚は新しいポイント。視点が興味深い。

といったコメントをちょうだいし、すぐに反映できるフィードバックをいただけたのも参考になりました。

自主ラウンドテーブル終了後 感想より
  • 教材について、子どものモヤモヤした感情を見える化させている点、感情からニーズを考えさせている点、が良かった。
  • 相談先には、学校以外の多様な選択肢を提示してあげると良さそう。自治体次第ですが、スクールソーシャルワーカー、子どもオンブズパーソン、自治体の子ども相談室など。時間があれば、みんなに権利があるので、そこでコンフリクト(衝突や対立)があった時どう互い尊重できるのか等も学べると良いと思う。ただ、その前に子どもたちをエンパワメントするのがまず一番大切だと感じた。

1時間という短い時間でしたが、参加者のみなさん一人ひとりの感想やコメントから教材の有用性を感じる時間となりました。

次回は、「子どもの権利条約フォーラムinとよた」(2023年11月25-26日、愛知県豊田市)での分科会で、実際に地域の子どもたちを対象にしたワークショップを開催予定です。引き続き、教材チームで頑張っていきます!

当日ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

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  • カテゴリー:報告
  • 投稿日:2023.09.14