子どもの権利ファシリテーター養成講座開催レポート(第1回~第3回)
子どもの権利ファシリテーター養成講座開催レポート(第1回~第3回)
子どもたちが自分らしさを大切にし、安心して声をあげられる社会をつくるために―。ACEは「わたしらしさを大切にする子どもの権利ワークショップ」を開発し、沖縄の小学校などで実践してきました。より多くの子どもたちにこのワークショップを届け、子どもの権利を伝えていくため、ファシリテーター養成講座を実施しています。基礎編3回と実践編3回の全6回の講座のうち、第3回までを10~11月に開催しましたので、その様子をご報告します
第1回オリエンテーションとワークショップ体験(10月24日/対面)
第1回の講座は沖縄県うるま市で対面開催し、23名が参加しました。
講座の目的やACEの活動を紹介した後、実際に「わたしらしさを大切にする子どもの権利ワークショップ」を体験してもらいました。子どもが安心して自分らしさを表現できる方法や環境づくりを、参加者自身が学び、理解していただく貴重な機会となりました。

講座の終了後には、このワークショップの大切な要素であるNVC(共感的コミュニケーション)について、初めての方向けに、共感的に聴くことについて体験していただく時間を持ちました。

また、第1回の様子は、2025年12月9日付『沖縄タイムス』に掲載されました。(記事はこちら:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1730557)
第2回「子どもの権利」・第3回「ファシリテーターとして大切なこと」(11月6日・11月29日/オンライン)
第2回は「子どもの権利」をテーマに、国連子どもの権利条約やこども基本法について学びました。身近な場面を切り口に、子どもの権利がどのように守られ、またどのような時に見過ごされやすいのかを考えるワークを行い、日常と権利とのつながりを捉え直しました。


第3回は「ファシリテーターとして大切なこと」に焦点を当て、場づくりや進行の工夫、事前準備の重要性について確認しました。また、子どもと若者のセーフガーディングの考え方や、ファシリテーターとして大切にしたい姿勢についても学び、子どもと関わる際の責任と役割をあらためて共有しました。


いずれの回も講義だけでなくブレイクアウトセッションを通じた意見交換を行い、参加者同士の理解度を高める工夫を行いました。
基礎編を終え、次は沖縄県の小学校での実践へ!
今回の第1~3回の基礎編では、ワークショップ全体を体験してもらうことを通して、本ワークショップが成し遂げたい目的を共有しました。
また、子どもが安心して自分の思いを表現できる場を支えるために、おとなに求められる姿勢や関わり方について、参加者一人ひとりが真剣に向き合いました。「しっかりと聴くこと」「違いを尊重すること」といった学びは、これから子どもたちと出会う現場において、大切な土台となっていきます。
今後は、2026年1~2月にかけて実践編3回を行います。ワークショップへの理解をさらに深め、沖縄県内の小学校で受講者がワークショップを実施予定です。
実践編の様子についても、あらためてご報告しますので、どうぞお楽しみに!

冬募金にご協力ください
子どもの権利を広める活動はみなさまからのご寄付に支えられています。
現在、「ACE冬募金2025」として寄付を募っています。ぜひご協力をお願いいたします!
冬募金の詳細・ご寄付はこちら:ACE冬募金2025~未来を変える、小さなぬくもりを贈ろう~
- カテゴリー:報告
- 投稿日:2025.12.22






