2014年4月19日
CSRとCSVについてのつぶやき
企業の社会的責任にACEとしても注目をしはじめ、具体的に事業の中に取り込んでいったのが2007年頃からですが、あれから7年、CSR(企業の社会的責任)を巡る環境は、CSV(ハーバード大学教授マイケル・ポーター氏が作った概念)登場によって変化してきているように思います。
CSRとCSVの定義については、他に譲るとして、理解の整理を自分なりにしようとすると、いくつかの誤解が
あるのではないかと思いました。CSRの関係者と意見交換をする中で、このような誤解が生まれているのではないか、、、という話しに何度かなったので、メモしておきたいと思います。
誤解その1 CSR=CSVだ!
CSRとCSVはもともとの出所が違うし、CSV的な活動があることがCSRを果たしているとは、いえないと思います。CSVをやっているからコンプライアンスはどうでもいい、とはもちろんならないわけです。
誤解その2 本業を通じてやるのはCSVだけ
実はCSRの議論の中にはずっと「経営戦略との統合」=CSR経営の必要性が叫ばれてきました。そこまでなかなかいきつく会社がいなかったことは事実かもしれませんが、CSVが「本業の事業の中で社会貢献する」ことをうたっていることは、別にCSRでも言ってきたことで、新しいことではありません。
このテーマについては、今後ももう少し自分自身も学びながら、整理したいと思います。