2025年5月31日
【岩附通信vol.52】大宮エリーさんのこどもたちへのメッセージ。
いつもACEへのご支援をいただきありがとうございます。いよいよ、というかもう、ゴールデンウィーク。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
大宮エリーさんがお亡くなりになっていたということを昨日知り、大変悲しみをもって受け止めておりました。実は、エリーさんは2017年にACEが実施したチャリティーアートオークションに参加してくださり、その際以下の「こどもたちへ」というメセージをいただいていました。
こどもたちへ
みんなはひとりひとり
じぶんのじんせいを
たのしんで
わくわくして
いろんなことをかんじて
そうぞうして
こいをして
愛を知る
そんなためにうまれてきました
じぶんのじんせいは
じぶんできめられます
人生の主人公は、あなたなんです!
おとなのつごうに
だまされないでほしい
じぶんとむきあって
あいするひととであってほしい
だいすきなひとと
こころをかよわせてほしい
そのふたりは
あなたと、あなた
あなたと、あなたを愛しているあなたです
大宮エリー
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「そのふたりは、あなたと、あなた」。前回の岩附通信の「全体性」にもつながるメッセージだな、と思います。
「自分を愛せ!」とか言われると引いちゃいがちですが、こうして詩で伝えてもらうと、なんだかすっと入ってくる気がするのは気のせいでしょうか?
※エリーさんが提供くださったドローイングも「向き合うふたり」というタイトルです
https://acejapan.org/info/2017/06/19026#02
文章、映画、アートにご自身のクリエイティビティを発揮され、たくさんの人の琴線に触れた、エリーさんのご冥福を心よりお祈りします。
私よりひとつ年下のエリーさん、ACEの活動へのご協力の感謝だけでなく、勝手に親近感を持っておりましたので、こういう同世代の人が亡くなるのは本当にショックです。同世代ではないですが、岸本周平和歌山県知事が逝去されたことも、心に残っていて、お友達とまでは言えないけれど、少し交流があって、尊敬したり共感したりしている方がこの世界から居なくなってしまうのは、シンプルに、とても寂しいです。もう会えないんだなぁ、もうその人の活躍する姿が見られないんだなぁ、と思うと。
そして、少し自分のことも考えます。いつどうなるかわからない人生、やりたいことを思いっきりやったほうがいいな!と。
そうは見えないと思いますが、割とクヨクヨ悔やんだり、うまくいくか不安、失敗したらどうしよう、とドキドキしていたりすることが多いんです。今年は児童労働の撤廃目標年ということもあり、これまでチャレンジしてこなかったことにもチャレンジしかかっている今、いただいた命のパーパスに近づけるよう、前に進んでいこうと決意を新たにした4月でした。
5月からは児童労働ネットワーク主催の「ストップ!児童労働キャンペーン」や、ACEのクラウドファンディングも始まる予定です。またみなさまにメールでご案内をさしあげることがあるかと思いますが、どうぞおつきあいください。
そして、6月12日の「児童労働反対世界デー」に向けて、まわりの方と話題にしてくださったら嬉しいです。
それではみなさま楽しいゴールデンウィークをお過ごしください!
2025年4月28日 ACE代表 岩附由香
※「岩附通信」は、会員・子どもの権利サポーターの方の特典として毎月1回配信しているコンテンツですが、配信から一カ月以上が経過したものは代表ブログにて一般公開しています。
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