2026年5月31日
【岩附通信vol.64】Agencyと全体ミーティング

先日、ラジオを聞いていた時に「Agency(エージェンシー)」という言葉が耳に入ってきました。人事やリスキリング(学び直し)の観点で、このAgencyが大事と述べられていたのですけれども、このAgencyという言葉、実はとっても気になっていた言葉だったので、少し調べてみました。
ラジオに出ていた方は、Agencyを「主体的推進力」と述べられていました。つまりは、自分で推進する力。以前、 ACEが組織運営の方法として導入しているホラクラシー(役割ベースで各自が自律的に動く組織運営の仕組み)に関連するセミナーでは、Agencyを「行動主体」と訳していましたが、どうもその概念が捉えきれずにいました。今回、自分にとって新しい日本語訳を聞いて「ああ、なるほど」と腑に落ちた感じがあります。
ちなみに、OECD (経済協力開発機構)は教育の文脈でこの言葉を定義していて「生徒が自ら目標を設定し、責任を持って主体的に行動し、社会により良い変化をもたらす能力」だそうです。このAgencyというのは、ホラクラシーを運営していく上で、とても重要な要素だと思っています。
OECDでの定義もふまえてこの言葉の含むところをACEに置き換えてみると、ACEとして一人一人の職員に求めるAgencyとは「自分自身のパーパス(存在目的・使命)との一貫性を保ちながら、自律的に意思決定と行動を起こし、ACEのパーパスに向かって責任を果たす力」という感じでしょうか。
ACEでは、そんな各自のAgencyが発揮される土壌作りも兼ねて、年に一回の「合宿」と、年に二回の「全体ミーティング」を開催しています。普段はオンラインでコミュニケーションをしている職員全員が「対面」で集い、学ぶ機会を作るためです。
今月4月25日にも全体ミーティングを開催しました。予算の関係上、今回はオンライン開催でしたが、4月から新たにジョインした海外在住のスタッフ(時差の関係で、あちらは深夜だったので、冒頭だけ参加)も加わり、3時間のプログラムで実施しました。
こうした全員で集まる機会にはスタッフの表彰もしています。ACE独自の賞の一つが「サバイバル賞」で、入職して一年が経った方に贈られます。なぜ「サバイバル」かというと、「一年目が一番大変」というのがみんなの経験上の実感だからです。
ACEはホラクラシーという独特の仕組みに加えて、完全在宅・オンライン、しかも住んでいる地域がそれぞれバラバラ、直接会うのは年に数回というような、普通の会社とはやや異なる運営形態を持っています。そうした新しいやり方に慣れていただくだけでも一年目はとても大変かなと思っています。それを乗り越えた方々がこのサバイバル賞の対象になるわけです。今回は昨年4月に入職された2名の方に贈られました。
その後に行った研修では、新しい概念を学び、自身とACE全体のことを振り返る機会となりました。今回行った研修の内容は「コア・クアドラント(Core Quadrant)」と呼ばれる考え方です。一言でいえば、強みを活かしながら、過剰さを防ぎ、成長課題を明確化する自己変容ツールです。
具体的には、
①Core Quality(自身の核となる資質、強み)
② Pitfall(落とし穴:強みが行き過ぎた時の弱点)
③Challenge(課題:バランスを取るために必要な補完要素)
④ Allergy(アレルギー:自分が苦手・嫌悪しやすい他者の特徴)
を4つの象限で整理します。これを個人と組織の両方についてやってみました。
みんなちゃんと自分で考えてやっていたのですが、私はちょっとさぼってChatGPTにこの分析をお願いして、画像化してもらいました。それがこちら。

そしてACE組織全体についても、3-4人のグループに分かれてやってみたのですが、私のChatGPTが出してきたのはこちら。

どちらもあたらずとも遠からずという感じでしょうか。
いや意外とあたっている?
Challengeのところに、「休息・ケア・心の健康を組織文化として守る」とありますが、ここは本当に大事。ゴールデンウィーク、ACEのスタッフも、みなさんも、良き時間を過ごせますように!
2026年4月30日 ACE代表 岩附由香
※「岩附通信」は、会員・子どもの権利サポーターの方の特典として毎月1回配信しているコンテンツですが、配信から一カ月以上が経過したものは代表ブログにて一般公開しています。
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