幸せへのチョコレート

ガーナに行ってきます!

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こんにちは。ACE事務局長の白木朋子です。
(※このレポートは、ガーナに向かう飛行機の中で書いています。)
昨年のバレンタインデーに開始した「スマイル・ガーナ プロジェクト」が1年目の活動を終えました。プロジェクトの2年目に突入に合わせて、活動状況や成果を確認し、今後の活動について、村の人々や現地のパートナー団体とともに話しあいをしてきます。

村にガーナでの支援活動の成果(2009年)

新設された村の中学校で学ぶ子どもたち
ガーナのプロジェクト地では、前回訪問した2009年7月以降もさまざまな良い変化が起きています。
9月の新学期には、郡の教育局の協力により村に中学校が新設されました。それまでは小学校を卒業すると、10キロも離れた隣村まで歩いて通わなければならなかったため、進学をあきらめざるをえない子どもたちがたくさんいました。しかし今では、7月に小学校を卒業した17人全員を含む27人の子どもたちが村の中学校で学んでいます。また、農民に対するカカオ生産の農業トレーニングも始まり、50人の農家の人たちが参加しています。
村の人たちが自分たちの村の改善のために、どのような取り組みをしているのか、子どもたちの生活がどんな風に変わってきているのか、しっかりと自分の目で確かめてきたいと思います。

今後の課題と展望

小学3年生に通うようになった人身売買された少年(15歳)
1年目の活動をする中で、課題もみつかっています。周辺地域から人身売買同然で連れてこられ、食事もままならない状況で働かされている子どもが数名いることがわかりました。子どもたちの安全の確保や就学、家族との再統合などに取り組んでいますが、子どもの人身売買をいかに予防するかが、今後大きなテーマとなっていきそうです。
また、2011年には児童労働のないカカオを使ったチョコレートの開発を視野にいれ、カカオのオーガニック(有機)栽培なども検討しています。
今後もこれまでの活動を発展、拡大させ、チョコを食べる人たちにも、カカオを作る人たちにもしあわせが届くように、引き続きのご協力をお願いいたします。
それでは行ってまいります!

2010年1月13日 報告:白木 朋子

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  • カテゴリー:子ども・若者支援
  • 投稿日:2008.01.13